たまにいらっしゃるのですが、
「デスクワーク中にイスからお尻を少し浮かせて足の筋肉を鍛えましょう」
なんていうダイエット法を教えている方がいらっしゃいますが、そういう方は詐欺師ですので信用されないようにご注意ください。
まず、そういうトレーニング法はより有酸素運動に近くなりますので、ダイエットや足の筋肉を鍛える方法としての効率はとても悪いです。
それと、そんなことをしていたら
あなたは仕事に集中できますか?
仕事の効率が上がると思いますか?
絶対に無理です。仕事が全然進みませんし、ミスは出るわイライラしてストレスになるのです。
あなたの仕事の効率が悪くなって、残業しても良いですか?
バカみたいですよね。
ダイエットの効率が悪い、仕事の効率も悪い・・・
何の意味があるのでしょうか。
それだったら、デスクワーク中は仕事に100%集中して、早く良い仕事をしたほうが、気分よく早く帰れますよね。
早く帰って、作った時間で本格的なダイエットトレーニングを集中的におこなったほうが、ダイエットの効率も上がるのです。
■長時間続けられるトレーニングはダイエット効果が低い
例えば、ジョギングやウォークなんかもそうですが、長時間連続で続けられる有酸素運動というのは、基礎代謝がそれほど上がらないのです。
むしろ、長時間のストレスを受けると、コルチゾールというストレスホルモンが多く分泌されて、成長ホルモンを抑制してしまうのです。
結果的に、筋肉が分解されて糖に変えられてしまうのです。
代謝量が落ちて、太りやすい体になってしまいます。
「デスクワーク中にイスからお尻を少し浮かせて足の筋肉を鍛えましょう」というダイエット法も、同じことになります。
筋肉量と成長ホルモンの量を増やして代謝量を上げるには、無酸素運動がもっとも効果的です。
無酸素運動というのは、その名の通り、息を止めて力を入れないとできないような高負荷のウエイトトレーニングです。(体重が重い方は自重でできる種目もあります)
そして、トレーニングの大事なポイントとして、
『負荷を受けながら筋肉が伸縮する』
ということが、基本中の基本です。
「デスクワーク中にイスからお尻を少し浮かせて足の筋肉を鍛えましょう」というやり方では、筋肉の収縮が無いのです。
ただ単に「苦しいだけ」で終わってしまい、筋力のエクササイズとしてはとても効率が悪いのです。
奇をてらってアホなことを言い、注目を得ようとする方がいらっしゃいますが、あなたにはどうか本質のダイエット法を見極めて、変なノウハウや表面的なテクニックに惑わされないように願っています。