デスクワークでも痩せる!デスクワーカー専用ダイエットプログラム

A子さんとB子さんという、あるお二人の女性の話をしましょう。

理不尽で批判的な上司のせいで、ふたりとも仕事にストレスを感じていました。

A子さんは帰宅するとすぐ、気持ちを落ち着かせるために間食するようになります。一方B子さんは、仕事の愚痴を聞いてもらおうと友人に電話をかけます。

いらだちを抑えるために、ひとりはお菓子を食べ、ひとりは友人の力を借りています。

それはなぜでしょうか?・・・

このページでは、ダイエットに大敵な過食欲ストレスに対処するための、健康的な方法とそうでない方法を取りあげています。

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心身をなだめるために、「食べ物の代わりになるもの」を見つけることの重要性がわかるでしょう。

感情のコントロールが上手な人、苦手な人

自己鎮静とは、もともと「自我心理学」と「愛着理論」という心理学の分野から生まれた言葉です。

それによると、感情をコントロールする能力は、あなたのダイエットや幸せにとって必要不可欠なものです。

感情のコントロールとは、簡単に言うと、怒りや悲しみなどの強い感情を静める能力を意味します。

本当に腹が立ったりストレスに負けそうになったりした時に、あなたにはそれに耐える力がもともとあるのです。

自己鎮静の上手な人は、ものごとを棚上げしたり、困難な状況のなかにも良い面を見いだしたりすることができます。

そして害を及ぼす手段(過食など)に頼らず、ストレスに対処します。

「どんなことが起こっても必ず何とかなる」という自信があるのです。

一方で、自己鎮静が下手な人やできない人もいます。

つまり、ストレスによる過食で太ってしまい、ダイエットが出来ない人です。

そういう人は困難に弱く、そのことに腹を立てて、また、疲れてしまうのです。

でも、とんな悩みでも乗り越えるのは大変ですよね。

極端な場合、自己鎮静のできない人は日常生活にも支障をきたします。朝起きるのも、仕事に行くのも、誰かの世話をするのも、簡単にはできなくなるのです。

愛着理論によると、最初に自分の世話をしてくれた人が、自己鎮静の仕方のお手本になるそうです。

たとえば子供のころ、転んで膝をすりむいたときに、親が抱きあげながらかけてくれたやさしい言葉が、あなたのなかに蓄積されていくのです。親はあなたを揺らしながら、ゆっくりとなだめるように話し、膝にキスしてくれたかもしれません。

大人になると、困難な状況に陥ったとき、自分をなだめる言葉のレパートリーが増えているはずです。それらの言葉を口にすると、親が揺らしながらなだめてくれたときの気持ちを思いだすのです。

それによって、心は落ち着き、ストレスは自然に減っていきます。そして、最愛の人に抱きしめてもらいたいと思うでしょう。抱きしめられると、心は安らぎます。親に触れられることで安心感を待って育ってきたからです。

しかし、子供のころ、親から自己鎮静の仕方を教えてもらっていなければ、抱きしめられでも効果はありません。

さらに感情に対処するのに、自分に何と声をかければ良いのかわからないのです。

ストレスの多い状況でいつもそうなってしまう人は、自分をなだめる言葉を教えてもらわなかった可能性が高いといえるでしょう。過食や摂食障害を抱える人にも、同じような傾向があります。

この能力の発達に影響を及ぼすのは、親だけではありません。

例えばある人は、大好きな先生や指導者や親戚にほめられたり、慰められたりしたことをよく話す人がいます。孤独を感じたり、困難と闘ったりしているとき、大切な人にかけられたやさしい言葉で元気が出ることがあります。

また、過去の自分自身も影響を及ぼしています。

試行錯誤しながら、自己鎮静の仕方を自らに教えているのです。

例えば、良い事がなくて落ちこんだ日に、頭からお布団をかぶってベッドにもぐりこんだ経験はないでしょうか。よく眠れば落ち着き、気分よく目覚められます。次にまたそんなときが来たら、あなたは同じように対処するでしょう。

そうやって、気分の良い状態をいつでも取りもどすことができるのです。

もし、そうしたテクニックをまだ持ちあわせていなくても、今からでも間に合います。このテクニックは強化できるのです。

あなたが、ストレスによる過食・肥満を防ぐために、新しいやり方を学びましょう。

食べ物が安心感をもたらす理由

自己鎮静のテクニックを知らなければ、食べることがその代用になりがちです。

どうして、食べ物が安心感をもたらすのか?・・・

その理由はたくさんあります。

食べるのがなぜ心地よいかを説明する、心理学的、生理学的な理由を挙げてみましょう。

体の生理的変化のため

脳の神経伝達物質を増加させたり、安らぎを与える生理的変化を誘発したりする食べ物があります。

人々がよくチョコレートに惹かれる理由がこれです。

チョコレートはセロトニンや、気分を高揚させる効果がある他の化学物質の値を高めます。

たとえば、チョコレートは急激に血糖値を上げるため、いつもより興奮したり動きが機敏になったりします。カフェインの影響もあります。食べることで、生理的な反応が全身に起こるのです。

思いこみのため

感情と食べ物が直結していることがあります。「チョコレート」という言葉を聞くと何を思い出しますか。期待?喜び? 幸せ?罪悪感?

あなたはチョコレートを食べると、その感情を味わうかもしれません。なぜなら、味わうだろうとあなたが思っているからです。こうした言葉を、テレビCMやネット広告や日々の会話のなかで見聞きしているために、癒されると思いこんでいるのです。

お祝いだから

食べることはお祝いや休日の概念と密接に結びついています。お祝いの席は気分がいいものです。

本能だから

安らぎを求めて食べる生き物は私達人間だけではありません。

ストレスを抑制するために食べ物に頼る動物もいます。たとえば、ストレスホルモンを注射されたネズミは、砂糖の摂取量が増えます。人間もネズミ同様、ストレスホルモンのバランスをとるために、食べ物に頼るという研究結果もあります。

心が安らぐ食べ物だから

自己鎮静に効果のある食べ物があります。

とりわけ絶大な効果を発揮するのが「脂肪」と「砂糖(炭水化物)」です。

心安らぐ食べ物とは、ポテトサラダ、マカロニチーズ、ポテトチップス、唐揚げなどの、おいしくて口当たりの良いものです。

子供時代と密接にかかわっているものが多いのは、母の手料理や子供のころ誕生日に食べた記憶がよみがえるからです。それらの大多数は満腹感を与えてくれる、脂肪や炭水化物を多く含む料理です。

満腹になると、心は安らぐのです。

ネガティブなことを考えないため

食べることはあらゆる悩みから注意をそらしてくれるので、ネガティブな考えを和らげる効果があります。

何かを食べている間は、嫌な気分を感じずにすむのです。

退屈しのぎのため

常に忙しくありたい、退屈なんてまっぴらだと感じている人には、食べることが立派な用事に思えて、それで癒される場合があります。

何を食べたいか考え、食べ物を見つけ、準備をし、片づけることは、多くのエネルギーを要します。これらは目的のある行動として、時間を生産的に使っているように思えるのです。

条件づけるため

私達は小さい子供のころから、無意識に自己鎮静と食べ物との関係を強めています。

泣いている子をあやすのに哺乳瓶を使うのが典型的な例です。揺すったり歌ったりするよりも、赤ん坊には哺乳瓶をくわえさせるほうが簡単だと、親は分かっています。

これが幼児になると、すりむいた膝の痛みから気をそらすために、母親は子供にお菓子を与えます。ここでも子供が気分をよくするのに、食べ物が関わっているのです。

あなたが元気を出すためにケーキを食べるとしたら、それは昔、誰かがあなたを慰めるのにその食べ物を使ったからでしょう。

刺激がほしいから

食べると気分が良くなるのは、刺激を受けるからです。退屈なときは刺激を求め、食べる量が増える傾向があります。

けれども悲しみや慢性的なストレスを感じていると、それ以上の刺激を求めないため、食べる量は増えにくく、体重も減りやすくなります。

習慣だから

どんなことでもくり返していると、いつの間にかそれは習慣になります。

たとえそれが健康的ではなくても、慣れ親しんだ行為なら癒しになるかもしれません。

例えば、長期休暇が明けて南の島から帰宅したとき、本当は砂浜のヤシの木の下でもっと座っていたかったと思いながらも、お決まりの日課に戻ると安心感を覚えるようなものです。

お手本がいたから

対処の方法は、子供のころに世話をしてくれた人や、周囲にいる人々で決まります。

その人たちの食行動をまねる傾向があるからです。

仕事から疲れて帰ってきた母親が、ポテトチップスの袋に飛びつく姿を見ていたのかもしれません。あるいは元気がないとき、アイスクリームを食べに行こうと友人が誘ってくれたのかもしれません。

また、テレビの誘惑もあるでしょう。テレビCMやネット広告の多くは、商品を買わせる戦略として、食べることで癒される様子をアピールするのです。

では、なぜこうした癒しの効果は一時的で、最終的には失敗に終わるのでしょうか?

太ってしまうだけになってしまうのでしょうか?

なぜダイエットが成功できないのでしょうか?

癒されるのに本当に必要な量だけを食べるのは難しく、つい食べすぎてしまいます。

食べることが楽しいのは、ある程度まで。満腹になってもずっと食べ続けていたら、心地良さはたちまち不快感に変わります。

また、食べているときに喜びを感じるのと、食べ物を消化吸収してから体の生理的反応が起こるのには、時間差が生じることがあります。食べる喜びはすぐに消えていきます。

食べることで一時的に悩みを忘れられるかもしれませんが、心の底にあるその感情はすぐに戻ってきます。

こうした理由から、食べ物でなだめられるのは、つかの間であることが多いのです。

以上のように、食べることが心理的影響を受けていることはいくつもあります。

身に覚えがある事もあったかもしれませんが、それでも結構です。まずはここに挙げたような、あなたが心を落ち着かせるために食べてしまう理由を知っておくことが大切なのです。

食べてから後悔しないための対処法

肉体的、精神的なトラブルは、あらゆる人の人生で突然起こりますが、自己鎮静のテクニツクをあらかじめ知っていれば、解決のための準備ができます。

なかには、ほぼ毎日のように慰めが必要な人もいます。だから自己鎮静のために、これほどよく食べ物が使われるのです。

コンビニやファーストフードレストランなど、食べ物は常に半径100メートル以内にあります。合法的に、安く、簡単に手に入ります。

けれども、食べ物を自己鎮静に使うことは危険を伴います。

その危険は、イライラするといった程度から、肥満など命にかかわるものまでたくさんあります。

■食べすぎたときの罪悪感はいらだたしく悔しいものです。後悔、恥、罪悪感があると、人生を有効に楽しめません。

■食べすぎのせいで無精になり、不快になり、肥満になります。

■食べることで得られる一時的な高揚感や、食べすぎる原因となったもともとのストレスが、あなたの気分を害し、自尊心を傷つけます。

■体重増加につながると同時に、多くの合併症や成人病を引き起こします。

■心を落ち着かせる能力がほとんどない、あるいはまったくない人々は、極論すれば常に混乱と無秩序の状態にあります。友人や家族は、はれ物に触るようにあなたと接するかもしれませんが、それは、あなたの気性が荒く、どういった行動をとるか予測がつかないからです。

不満をまき散らしたり、自分を慰めることを強要したりすることで、いちばん身近にいる人たちを脅かしてしまうかもしれません。

■健全な自己鎮静の能力がほとんどない、あるいはまったくないのは、境界性パーソナリティ障害という病気の特徴です。この障害のある人は、アルコール乱用や自傷行為などに走りやすく、怒りで人間関係を壊したり、相手の事情を考慮せず誰かに極端に依存したりすることもあります。

■多くの障害は自己鎮静の問題と関係があります。常習行為(ドラッグ、アルコーる、ギャンブル)、強迫神経症、肥満、拒食症、過食症、境界性パーソナリティ障害、自傷行為は、ほんの数例にすぎません。

このように、自己鎮静のテクニックを身につけていないと、深刻な問題に発展しかねません。

人生は大小さまざまなトラブルに満ちています。それを乗り越える健全な方法を見つけることが先決です。

もし、あなたが今、ストレスを和らげるために食べ物に頼っているのであれば、心配はいりません。当サイトに書かれたテクニックを実践してみてください。そうすれば、必ず状況は好転するはずです。

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