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信じてはダメ!ダイエット神話9つの嘘

神話: クレンズは減量に効く

私たちの多くは、残りの人生をストイックな食事制限を続けたままクレンズをしようとは思わないだろう。もちろんそれはもっともなこと。

だけどこの考えでは失敗するだけだ。なぜって?  あなたは1週間この新しいプランに熱心に取り組み、1、2キロは減量するだろう(または、糖分たっぷりの液体だけを摂取することで増量するかも)。

だけどクレンズ後はアイスクリームの大きな容器に頭からダイブするような勢いで食べるはず。クレンズは、1週間固形物の摂取をやめたり、基本的にベビーフードだけを食べたりするよりも、あなたの食生活を大きく変えずに、抜群の効果を与えるような気がするかもしれない。

だけど残念ながら、「3日間のジュースクレンズ」や「22日間のヴィーガンクレンズ」で、あなたがビヨンセのようなメリハリボディになることはない。

 

神話: 減量するには、○○を抜かなければいけない

グルテン、砂糖、乳製品、炭水化物、肉……。なんであれ、誰かがあなたにやめたほうがいいよと言ってくるものがある。

その言葉を信じて、ある栄養素や食品グループを除くことは、最初は体重を削ぎ落とす効果があるだろう。だけどその大部分は、あなたがとった行動の変化によるもの。砂糖をやめれば、おそらく普段は1日置きに食べていたカップケーキを食べなくなるはずだ。

だが、ある食品グループをカットすることは、結果的に体重増加につながる。ほとんどのグルテンフリーや乳製品フリーといった代替品には、余分なカロリーや、発音できないような材料が付け加えられている。だからリアルな食べ物の方がより健康的なのだ。

ある食品グループを避けるべき医学的な理由がないならば、この戦略は無視しよう。

 

神話: 健康食品店のものは、「あなたにとってより良い」

あなたが食料品を買うのがどこであれ、つねにラベルはチェックしなくてはダメ。「オーガニック」という言葉は、あなたが口に入れたときに消費するカロリーの数値とは何の関係もない。

そして、こと食料品に関しては、厳重な規則や「ナチュラル」のラベルが意味するはっきりした定義などない。

例えば、「オールナチュラルフレーバー」のラベルがついたヨーグルトは、実際には1カップにつき、40gもの砂糖が付け加えられていたりする。

だからウエストラインとお財布に優しい食料品のためには、何も足されていない自然食品を選ぼう。

 

神話: ヘルシーな脂肪は、減量に効果的

脂肪分ゼロのダイエットは、体重を増加させるのは事実。ほとんど満足感を得られないので、代わりに糖分をたっぷり使った加工食品で締めくくってしまうのだ。

でも逆に、ココナッツオイル、オリーブオイル、ナッツやアボカドといった食材をたっぷり使うのであれば、健康的ではある。そう、これらはより良いタイプの脂肪だ。

とはいえ、それは制限なく食べていいという意味ではない。脂肪は1gにつき9カロリーある一方で、タンパク質や炭水化物は4カロリーであることを考えれば、簡単に納得がいくだろう。

料理に使う油やナッツやスライスしたアボカドなどは、消費量をチェックし続けるために必ず計ること。

 

神話: 誰でも「ズルする日」が必要

イエスでもあり、ノーでもある。この戦略はある種の人たちにはとても効果的だが、誰にでもというわけではない。週に1度の「ズルする日」が間違った行われ方をすれば、あなたがその週にこなしてきた食事法やエクササイズの努力をすべて台無しにしてしまう。

食べたいものを何でも食べる日を設定したら、「火を通していないものには手をつけない」とか、「たらふくハンバーガーを食べる」という一日にしていない?

それでは現状維持の代わりに体重増加を招くだろう。その他の危険は? 翌日に元の道に戻るのが難しくなるに違いない。例えば、満腹すぎてジムに行けないとか。

代わりに、(必ずしも毎日食べる必要のない)「ズルする」食事かスナックかデザートを選んで、最後の一口まで味わおう。

 

神話: 厳しい食事制限をしているのなら、エクササイズの必要はない

減量に関しては、ワークアウトよりも食習慣がより重要というのは事実。だけど、それがジムをサボって、部屋で丸くなって「ホームランド」の一気見をしていいという意味ではない。

引き締まった体型を維持することは、糖尿病や心臓病といった持病の発症を防ぐ重要な要素だ。

たとえ理想体重を記録し、きちんとした食生活を送っていたとしても、定期的な身体活動を行う必要がある。幸運なことに、そんなに時間をかけなくてもいい。

ある研究で、1日に30分かそれ以上の運動を行う人々は、そうでない人々と比べて、減量(そして維持)に、より成功していたということが判明した。

 

神話: ある種の食品は、新陳代謝を活性化する

研究により、ある種のスパイス、特に辛い食品が、新陳代謝に良い結果をもたらすということがわかった。同様に、緑茶のような飲料も新陳代謝を活性化させると判明。

だが、もしもスパイシーな食べ物が嫌いだったり、コーヒーを緑茶に替えるくらいならガソリンを飲んだほうがマシと思っていたりするのであれば、無理しないで。現段階の研究では、体に備わった新陳代謝の速度を十分に変化させる意義を示唆するにすぎない。

より良い策は、ワークアウトメニューの一部を強化トレーニングにすることだ。筋肉量の増加は新陳代謝を活性化させることを示唆するデータがあるので、トレーニングを開始して。

 

神話: 30分の有酸素運動を行えば、あとの1日はのんびりしていい

毎日の習慣に身体活動を取り込むことは、リバウンドを繰り返すダイエットにさよならをする効果的な方法だ。きついワークアウトは、新陳代謝を活性化させるけど、そのあとの残りの1日をただ机の前に座っていたりソファに寝そべって過ごしたりしてはダメ。

減量と体重維持に成功している人の多くは、絶え間なく動き回る努力をしていることが研究で証明されている。特にオフィスでずっと仕事をしているのなら、こまめに体を動かす方法を見つけよう。階段を使う、電話をしている間は立つ、歯を磨く間にバスルームを歩き回るなど。チリも積もれば山となる。

 

神話: ペタンコお腹にしてくれる食品は救世主

悲しいことに、私たちが口にするもので体のある部分を「そこだけ鍛える」ようなことはできない。ダイエットの専門家が「フラットなお腹にする食品」について話すとき、普通は体のどこかのエリアを実際に形作るという意味ではなく、不快なガスや膨満感をなくしてくれるようなものを指す。

しかし、きちんとした研究により、ウエストラインをほっそりとさせる食事パターンがあることも判明している。

日常的にローファット(もしくはスキムタイプ)の乳製品を食べて、間食には食物繊維の豊富なナッツ類(片手いっぱいがリミット量)を取り、加工食品や足された砂糖、油たっぷりのものの代わりに、精製していない穀物、フレッシュなフルーツや野菜、植物性のタンパク質やシーフードなどにカロリーを置き換えよう。

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提供元:    Harper's BAZAAR



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