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炭水化物ゼロのパン!?ダイエッターの強い味方、クラウドブレッドとは

「ダイエット中も、パンが食べたい……」

そんな欲求を叶えてくれる夢のようなパン、クラウドブレッド

海外で人気に火がつき、日本でもinstagramなどを中心にじわじわと浸透しつつあるこのパンには、普通のパンにはない魅力がたくさんあるのです。

「クラウドブレッド」とは?

 

ふわふわとした雲のような食感から、「cloud=雲」の「bread=パン」という名前がついたというクラウドブレッド。

パンというとダイエットには大敵と思われがちですが、実はクラウドブレッドはダイエッターの強い味方なのです。

なぜかというと、「低糖質」「低カロリー」「炭水化物ゼロ」「グルテンフリー」「高たんぱく質」といった、ダイエッターにうれしい条件ばかりを詰め込んだパンだから。

クラウドブレッドは卵、クリームチーズ、酢、甘味料、このたった4つの材料でできています。

またパンなのにこねたり発酵する必要もないので、短時間で簡単に作ることができるのです。

クラウドブレッドと普通のパンの違い

 

クラウドブレッドと普通のパンとでは、大きく違う点が2点あります。

原材料が違う

普通のパンは主に小麦粉、バター、砂糖、塩、イースト、水(牛乳)からできています。

より栄養価を高めたり生地をしっとりさせたい場合は卵を加えることも。

これだけの材料だと、油分、炭水化物、カロリー、そして糖質がかなりの量になってしまいます。

その点クラウドブレッドは、小麦粉を使わないので低糖質、低カロリーが叶うパンなのです。

作り方が違う

普通のパンは、材料を混ぜてこねて一次発酵させて、ベンチタイム、成形、二次発酵を経てようやく焼成……とできあがるまでに多くの過程を踏みます。

クラウドブレッドは材料を混ぜて焼くだけ

こねや発酵の時間がいらないので、食べたい時に作ってすぐ食べられるのがうれしいですね。

クラウドブレッドのダイエット効果

 

クラウドブレッドがなぜダイエットに向いているのでしょうか。

これはクラウドブレッドがもつ多角的な魅力に秘密があります。

炭水化物ゼロ・低糖質

ダイエット中に摂取量をいちばん気にしたいのはなんといっても「炭水化物」。

クラウドブレッドは普通のパンの主原料となる小麦粉を一切使用していないので、炭水化物はゼロなのです。

小麦粉を使わないということは、糖質がカットされるということ。

クラウドブレッドの材料のひとつであるクリームチーズに糖質が含まれるので、完全に糖質オフというわけにはいきませんが、それでも普通のパンよりはかなり糖質を抑えることができます。

高タンパク・低カロリー

ダイエット中の食事では、カロリー制限や糖質制限をすることも大事ですが、いちばん大切なのはタンパク質の摂取。

脂肪がなくなり筋肉が増えると、一時的に体重は増えますが、そこであせりは禁物。

筋肉は脂肪の3倍のエネルギーを消費してくれるので、じょじょに痩せやすい体になり、引き締まりながら体重も落ちてゆきます。

そんな筋肉を作るのに欠かせないタンパク質が不足すると、筋肉が細くなり代謝が悪くなって痩せにくい体に。

体重だけの数値にこだわりすぎず、タンパク質を積極的に摂取して、筋肉を増やすことがダイエットの近道なのです。

クラウドブレッドの材料は、脂肪が少なく効率的にタンパク質を摂ることができる「完全食品」といわれる卵と、良質なタンパク質を多く含むチーズが主になるので、ダイエットの強い味方になるのです。

また、普通のパンとカロリーの面で比較してもその差は一目瞭然。

クラウドブレッド1枚(直径9cm)のカロリーは、なんとたったの38kcal。

糖質にいたっては約0.6グラムしかありません。

6枚切りの食パンが1枚172kcal、糖質約28.9グラムということを考えると、パンとは思えないカロリーの低さ。

クラウドブレッドを食生活に取りこめば、食べるのを我慢せず楽しくダイエットができますね。

グルテンフリー

グルテンとは小麦、大麦、ライ麦など、穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種。

水と結びつくことで生地にねばりが出ます。

このグルテンには、食欲を促進させる「グリアジン」という物質が含まれています。

また小麦に入っている「アミロペクチン」という物質は、血糖値を上昇させるはたらきがあります。

血糖値が上昇すると、それを下げようとするインスリンが過剰に分泌され、その結果脂肪を溜め込んでしまうという、ダイエットとは逆行した現象に陥ってしまうのです。

クラウドブレッドは小麦粉を使用しないので、「グルテンを摂取しない」=「グルテンフリー」な優秀食品。

クラウドブレッドがなぜ注目されているのか?

 

近年、様々な食材によるアレルギーが報告されていますが、小麦粉もそのうちのひとつ。

突然発症するアレルギーの原因には「同じものを食べ続ける」というのがあげられます。

小麦粉はパンの他に、パスタ、うどん、ケーキ、クッキー、揚げ物の衣など、普段気軽に口にするものにほとんど含まれていることが多いので、知らず知らずのうちに大量に摂取している可能性が高いのです。

お米文化が根付いていない欧米では、小麦粉が主食を占める割合が多く、その分アレルギー反応が出てしまう人が増えているそう。

そうした背景の中、健康維持に敏感な海外のセレブたちが、グルテンフリーの食生活を取り入れたことで、小麦粉を使わないクラウドブレッドにも注目が集まるようになりました。

さらに日本でも、美容への関心が高い人たちが、instagramなどを通じてクラウドブレッドを取りいれたことで、少しずつ日本にも浸透しつつあるのです。

またクラウドブレッドの初のレシピ本が、2016年7月7日に発売されたことをきっかけに、ますますブームに拍車がかかりそうな予感。

クラウドブレッドのお味は?

外はさっくり、中はふんわり、まさに名前の通り、雲のような食感のクラウドブレッドは、癖のないシンプルな味わいなので、食べ方のアレンジ力もあり、どんな具材にも合いそうです。

ぜひ食べてみたい!という人は、下記のアレンジを参考にしてみてください。

サンドイッチ

好きな具材をはさんでお手軽サンドイッチに。

ロールケーキ

クラウドブレッドにクリームを載せてくるくる丸めればロールケーキに。

ピザ

お好みの具材とチーズを載せて焼けばピザにもなります。

どれもおいしそう!今すぐにでも食べてみたくなりますね。

ただ、2016年7月現在、クラウドブレッドを食べることができる、あるいは買うことができるお店が日本国内には存在しません。

レシピ本は出版されたので、もう少しブームが広がればクラウドブレッドのお店が出店されることは間違いないはず。

クラウドブレッドを作ってみよう!

クラウドブレッドを食べたい!と思っても近くにお店がないから食べられない……

そんなことはありません。先にも書いた通り、クラウドブレッドの材料はたった4つ。

普通のパンよりも簡単に作ることができるのが、クラウドブレッドの最大の魅力です。

クラウドブレッドの作り方

材料(9~10枚)

卵…3個

クリームチーズ(常温)…45グラム

ハチミツ…大さじ1

酢…小さじ1/2

作り方

1. オーブンは170℃に余熱しておく。卵は卵白と卵黄に分ける
2. 卵黄に室温に戻したクリームチーズと蜂蜜を入れてよく混ぜる
3. 卵白には酢を入れて固めのメレンゲを作る
4. 3のメレンゲに2を入れて、ヘラでメレンゲの泡がつぶれないよう、切るようにして混ぜる
5. クッキングシートを敷いた天板に、4をスプーンで直径8cmくらいの円形にして載せる
6. 170℃で15~20分焼いてできあがり

焼き具合や焼き時間、オーブンの温度は、ご自身で調整してください。

ふわふわの秘密

 

クラウドブレッドの独特の食感である「ふわふわ感」を出すためには、メレンゲが重要になってきます。

本場のレシピだと、酢ではなく「クリームオブタータ」というものを使います。

これは酒石酸水素カリウムのことで、メレンゲの泡がつぶれないようにする働きが。

それが入手できなくても、酢あるいはレモン汁で代用できます

甘味料は砂糖ではなくハチミツを

ハチミツは白砂糖の1/3の量で同じ甘さになる上、白砂糖の約60%のカロリー。

またハチミツは消化吸収に優れていて栄養価も高いので、甘味料はぜひハチミツを使ってください。

カロリーが低くても甘さを十分感じられ、満足できます。

アレンジ力抜群

焼きあがった生地にジャムやクリームをのせたりはさんだりするだけではなく、焼く前の生地に、ヨーグルトやマヨネーズ、抹茶、ココア、ハーブなどを混ぜこんで焼くことも可能です。

味のバリエーションを変えて楽しめば、飽きることなく食べ続けることができるのでは。

クラウドブレッドの保存方法

 

作ったクラウドブレッドをすぐに食べない場合は、粗熱をとってからチャックつきビニール袋かタッパーに入れて保存してください。

さらに冷凍保存ができるので、一度にたくさん焼いて冷凍しておけば、食べたい時にすぐ食べることができます。

室温に5分ほど置けば自然解凍されます。

冷凍する場合はクラウドブレッドをひとつずつラップに包んでから、ジッパー付き袋や保存容器に入れて冷凍しましょう。

冷凍してもダイエット効果は変わりませんが、食感は多少変わるかも。

焼きたてのクラウドブレッドは、「ふわふわ、さっくり」としていますが、冷凍したものを自然解凍した後は、ふわふわ感よりもっちり感が前に出てきます。

食感の違いを楽しむのも、ダイエットを長く続けるコツのひとつになりますね。

クラウドブレッドでおいしく楽しくダイエット

 

カロリーや糖質、アレルギーを気にせず食べられるクラウドブレッドは、まさにダイエッターの強い味方。

作り方も簡単で、材料も少なくすぐに入手できるものばかりなのがうれしいですね。

ストレスフリーなクラウドブレッドを食べて、お腹も心も満足させて楽しくダイエットをしましょう。

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提供元:    NICOLY



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