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意外すぎる!ニラは「美肌をつくる栄養素」が目白押しだった

 

意外すぎる!ニラは「美肌をつくる栄養素」が目白押しだった

春の食材といえば、たけのこ、菜の花、新玉ねぎ……といろいろありますが、実は“ニラもそのひとつ。歴史は意外に古く、日本で一番古い歴史書物『古事記』や『万葉集』にも春の季語として登場しています。

昔から滋養強壮の薬として使われてきたニラですが、その栄養成分をよ〜く見てみると、美肌フードとしてポテンシャルが高いことに驚きます。

そこで、今回は管理栄養士の筆者が、ニラの美肌成分とオススメの食べ方をご紹介しましょう。

■ニラは「肌の調子を整える」栄養素が目白押し

ニラがスゴいのは含まれる栄養素の多さです。

皮膚を構成する細胞を作り出すことに関係するビタミンA、シミやそばかすの原因となるメラニン色素の沈着を防ぎコラーゲンの合成に関わるビタミンC、血流を改善して肌の細胞に必要な酸素や栄養素を届けやすくするビタミンEと、肌の健康維持に関係する栄養素がすべて含まれています。

この3つのビタミンはACE(エース)と呼ばれ、シミを作ったり、肌からハリを奪ってしまう活性酸素を除去したりする機能も合わせ持っており、3つ揃うとより大きな効果を発揮します。ニラを食べれば3つの栄養素を一度にとることができますよ。

■ポイントは油と一緒にとること

独特の香りをもつニラ。いろんな食べ方で楽しみたいですが、特に栄養成分を活かしたい場合は、油と一緒にとるのがオススメ。

さきほど挙げたビタミンの中でAとEは油に溶ける性質を持っているので、油と一緒にとることで吸収が良くなります。

女性に不足しがちな鉄分がたっぷりとれる定番のレバニラ炒めや、ニラ同様ビタミンAを多く含むにんじんともやしも加えたナムルは“油と一緒にとることができる”ので理にかなった食べ方です。

また、ニラにはアリシンという物質が含まれており、ビタミンB1と一緒にとると、ビタミンB1の効果が向上することが知られています。ビタミンB1が豊富な豚肉と炒めて食べれば、疲労回復効果とともに肌の細胞をつくる材料のたんぱく質が一緒にとれますよ。

いかがでしたか? ニラは日持ちしないイメージがありますが、中華料理だけでなく、玉子焼きに入れたり味噌汁の具やお浸しにしたりして和食に活用すれば、無駄なく飽きずに使い切ることができますよ。

春は季節の変わり目で環境の変化からストレスも感じやすく、肌の調子が不安定になりやすい時期。そんな時はニラの“美肌オールスターズ”の力を借りてみましょう。

【著者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、”不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ。

【画像】

※ オクケン / PIXTA



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