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食べても太らない体に変える秘訣、運動と食の関係

「食欲コンサルタント」という異色な肩書きをもつ村山彩さんに、「ハードワーク」「睡眠不足」「深夜の暴飲暴食」というズタボロな日々を送る雑誌編集者、若菜遊子が、食欲をコントロールして食べても太らない体に変えるべき方法を、直撃インタビューします。

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食べても太らない体に変える秘訣、運動と食の関係

村山彩(むらやまあや)
前職は映像製作会社でのプロデューサー業。体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、2010年にアスリートフードマイスターの資格を取得。苦手だった運動にも目覚め、アスリートとしてトライアスロンの大会で優勝も果たす。アスリートのための食事レシピの開発、食欲コンサルタントとしての指導や講座をはじめ、生活習慣病のカウンセリング、プロのアスリートの食事指導など幅広く活躍し、運動と正しい食事の大切さを啓蒙している。

深夜まで働いて飲んで帰る生活で体を壊す

ーー村山さんの著書『あなたは半年前に食べたものでできている』を書店で見つけたときは、ドキン!とさせるタイトルもさることながら、著者の村山彩さんの肩書きである“食欲コンサルタント”に引き付けられました。どういうきっかけでこの本を書かれることになったのですか?

私も以前はマスコミ業界で働いていて、深夜2時、3時まで仕事に追われるのは当たり前でした。当時はよく、仕事のあとに飲みに行っていました。

予定がいっぱい埋まっているほうが充実していると思い込んでいたんですね。連日深夜に帰宅して、お酒を飲みすぎて自宅の玄関で大の字になって寝ちゃうこともよくありました(笑)。

ーー意外です。村山さんにもそんなダメダメな時代があったんですね。

ありました、ありました。そんな無茶をしていたら、30歳のとき、ついに体を壊してしまって。そのとき思いましたね、『この生活を続けていたら、私に先はない!』ってね。

ーーわかります!私も昨年、原因不明の不整脈で倒れて、会社から救急車で緊急搬送されたんですよ。そのとき自分の働き方や体、食を見直すことを考えましたね。

忙しすぎると自分と向き合う作業を怠りがちですよね。あのころは自分を雑に扱いすぎていた気がします。体調を崩してからは、一念発起して、体の内外から立て直すことを考えました。

体の中からは食事を見直し、体の外からは運動ですね。

 

運動したら不定愁訴がみるみる改善された

ーー運動は体を壊される前からやっていらしたのですか?

全然!何十年も運動をしていなかったし、私、運動神経も良くないんですよ。エスカレーターに乗るときも、うまくタイミングがつかめなくてつまずいてしまうくらいです。

でも、ちょうど体をこわしたとき、なんとトライアスロンに誘われて。最初はイヤだったんですけど、このままじゃマズいっていう危機感がありましたからね、やってみることにしました。

食べても太らない体に変える秘訣、運動と食の関係

ーーいきなりトライアスロンって、ハードル高くないですか?

いや、私も最初はそう思っていました。無謀でしょう?でも、できますよ!みなさんもその気になれば、必ずできます!エスカレーターにも乗れない私が保証します!(キッパリ)

69歳からトライアスロンを始めた方が、80歳でエイジ世界チャンピオンになる人もいるくらいですから、人間の潜在意識って実はスゴイんですよ。

ーー運動の成果はどうでした?体、変わりましたか?

それが、運動をして、そのとき食べる食事にも気をつけはじめたら、不思議なことに、冷え症や肌あれ、便秘など、ありとあらゆる不調が全部治っていって。

あれには本当に驚きました!

直前に食べたものひとつで運動のパフォーマンスが大きく変わることも、トライアスロンのレースを通じて経験して、体の動きと食べたものがいかに密接に関わっているか、改めて実感しましたね。

日々の暴飲暴食は食欲センサーの誤作動?

ーーそうした経験を経て、『好きなものを好きなだけ食べても、健康的で、太らない』という村山式メソッドを確立されたわけですよね。でも、本当にそんな夢のようなこと、可能なんでしょうか?

はい、みなさん驚かれますが、簡単にできます。ひと言で言うと、運動と食を正しく組み合わせることで、「自分の体に必要なものを、必要な量だけ食べたくなる」「それ以外は食べたくならない」自分になれるんです。つまり、「食欲」をコントロールすることができるようになります。

「運動と食事が大事なんてこと、もう知っているよ」と思うかもしれませんけれど、続けていくと、コントロールするどころか、自然にお菓子やジャンクフードなどが食べたくなくなるんです。「食欲コントロール」は、食べたいのを我慢したり、3日坊主で終わりがちな運動をする健康法とはまったく違います。

ーーどのあたりが違うのでしょうか?

人間の体は本来、自分が必要とする栄養素が足りなくなると、本能的に「食欲」というサインを出して栄養の摂取を促します。

でも、この“正しい食欲のセンサー”が鈍っていたら、どの栄養素が自分の体に必要なのかがわからなくなります。その結果、必要のないものまであれこれ食べて“食欲”を満たそうとするわけです。

ーーその“正しい食欲のセンサー”がきちんと作動していれば、食欲がコントロールできて、食べ過ぎたり、太りすぎたりしないわけですね。

そのとおりです。現代人はそのセンサーがストレスや疲労などで狂ってしまっています。

でも、正しい食欲のセンサーを磨いていくと、体に必要なものだけを食べたいと思うようになり、ジャンクフードなど体に不要なものは自然と欲しくなくなりますよ。だから、食べたいものを我慢するダイエットとは根本的に違うわけですね。

食べても太らない体に変える秘訣、運動と食の関係

食べても太らない村山式ゴールデン方程式とは?

ーーそのセンサーを取り戻すためには、どうしたらいいのでしょうか?

簡単な方法があります。

そのためにするべきことは、次の2つだけ。

1. 20分以上の汗をかくくらいの運動を行う
2. 運動で失った栄養素を補う正しい食事を、続けて2食摂る

この1+2を、はじめは2週間の間で3セット、行ってください。

そうすると、たった3セット行っただけでも、体が欲しているものが自然とわかってきて、食べるものが変わってきます。そうなれば体がスッキリした感覚を誰でも実感できるはずですよ。

ーー3セットなら、私でもやれそうですけど、どういう理論で、そうなるのですか?

体が汗ばむくらいの運動を20分以上行うと、血行がよくなり、内臓の働きが活発になります。

そうなると、体の中の老廃物が排出されやすくなるんですね。

腸が動いて便秘が解消されたり、汗と一緒に老廃物が外に流れたり、内臓脂肪も燃えます。

これは、体内に溜まっていた悪いものを外に出して、体の中を大掃除するようなものです。この体の大掃除は汗ばむくらいの運動をしなければできないんです。

ーー運動をしないで食事制限だけしてもダメなわけですね。

そうなんです。まず、20分以上運動して体に刺激を与え、体の中の余分なものを捨てます。

その、きれいになった体で、②の正しい食事を2食続けて食べることで、体に「正しい栄養素が入ってくる感覚」を覚え込ませるのです。

これを続けていると、食欲のセンサーが正常に作動して、体が必要なものを「食べたくなる」体に変わっていくというわけです。

もし、朝起きて運動したら、朝食とランチを、体が求める正しい食事にします。そうすると、その栄養素がしっかり吸収されて、体が健康的な機能を取り戻していきます。

ーーなるほど。

(20分以上の汗ばむ運動+正しい食事を2食)×3セット。

これが食欲をコントロールして、食べても太らない体をつくる村山式ゴールデン方程式というわけですね。

ーーでは、次回は運動方法や正しい食事とはどんなものなのか、この方程式の中身について具体的に教えてください。

これまで運動をまったくしてこなかった運動嫌いの私も、村山さんのわかりやすいお話とゴールデン方程式にのせられて、運動を本気で検討中!

本日の話について、「あなたは半年前に食べたものでできている実践編」で詳しく伝えています。
ご興味のあるかたはこちらも読んでみてください!

食べても太らない体に変える秘訣、運動と食の関係

次回も、<<食べても太らない体作りの秘策>>を、さらに深く伺っていきますので、ご期待ください!

語り手:リズムアンバサダー 村山彩
文:若菜遊子
写真:大城士武

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