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「太ってる」だけではすまない『肥満症』そのリスクとは

「肥満症」と聞くとどういうものだと思われますか?

肥満の定義は「太っている」と、とても抽象的です。

しかし、医学的な見地からいうとそうではありません。「体脂肪を落として減量をしなければ、他の健康被害を併発するリスクが高い人」が肥満症と定義づけられています。

食べ過ぎや偏った食生活などが原因の肥満は、生活習慣や食生活を改善することによって解消することも可能です。しかし、そのまま放置しているとどんどんエスカレートして、自分自身ではどうしようもできなくなってしまうことも。

太りやすい体質の人は、肥満を引き起こす原因を正しく理解するとともに「自分がどの程度のリスクを抱えているか」を知ることがとても大切です。

ここでは肥満について簡単に紹介しましょう。

「太ってる」だけではすまない『肥満症』 そのリスク とは

医学的な「肥満症」

まず、医学的に「肥満症」に分類されるのは、BMIの値が25以上の場合。

このBMIとは、自分自身の身長と体重から簡単に計算される肥満値です。

人種によって食生活や体型は異なるため、世界各国で目安となるBMI値は異なりますが、日本人の場合には22ぐらいが目安となります。

BMIが18.5~25の間は、正常な範囲内といわれていて、値が25よりも大きい場合にはかなり肥満症の可能性が高いので気を付けなければいけません。

放置しておくと生活習慣病などの疾患を引き起こす可能性があります。

肥満症のリスク

太りすぎてしまうと、どのような健康障害を引き起こしてしまうのでしょうか?

体質や体内環境、食生活によってどのような障害を引き起こしやすいかは個人差がありますが、一番かかりやすいといわれているのが、生活習慣病です。

血液中の糖が多くなりすぎると糖尿病になりますし、血液中のコレステロールが増えすぎると脂質代謝異常を引き起こしてしまいます。また、こうした成分が毛細血管に詰まると、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなってしまいます。

太りすぎると、体重が重くなり、腰や膝、足首などの関節に大きな負荷がかかります。そのため、骨や関節の疾患にかかってしまう人も多くなります。

軽度のものでは腰痛や膝痛などがありますが、ひどくなると変形性膝関節症や変形性股関節症、さらには変形性脊椎症にもなってしまうので注意しましょう。

睡眠時無呼吸症候群にも注意

また、肥満とは直接関係ないような部分に不調が出ることもあります。

その1つが、睡眠時無呼吸症候群と呼ばれる疾病。これは、睡眠中に突然呼吸が停止してしまうという疾病ですが、長く呼吸が止まると死亡することもあるので注意が必要です。

体型や体重と直接的な関係がある疾病ではなく、スリムな人でもかかるリスクはありますが、肥満によって血液内の脂肪細胞が多くなることによって、かかるリスクは高くなります。

無理なダイエットの危険性が広まってきた昨今ですが、「太りすぎ」だって危険なもの。

自分のカラダは、自分でしっかり知っておきましょう。

執筆:Mocosuku編集部



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