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ゆがみのない背骨は、代謝の良い痩せボディをつくる

姿勢の悪さによって見た目の美しさがダウンするだけでなく、つながる骨盤までもゆがませ、おなかポッコリ、お尻の広がりなど、体型にまで影響を与えてしまう背骨のゆがみ。

今回は、内臓の機能に与える影響についてくわしく教えてもらいました。

神経を圧迫し、各器官の働きを低下させる背骨のゆがみ

出典: http://fytte.jp

「背骨は、頭蓋骨と骨盤をつなぎ、体の中心に存在するまさに『大黒柱』なのですが、中枢神経の1つである脊髄が通っていることが大きな特徴です。

中枢神経は、運動神経や自律神経を通して体の各器官の働きをコントロールしているため、背骨がゆがんで中枢神経が圧迫されると、その圧迫部分を通る神経が司る各器官の働きが低下。

背骨のゆがみは、内臓の働きとともに代謝機能を低下させ、体の内側から体を太らせてしまうのです」

腰椎のゆがみを改善することで、便秘も解消!?

24個の骨が連なっている背骨は、上から頸椎、胸椎、腰椎に分かれます。腸は胸椎、腰椎を通る神経が主にコントロールしているため、その部分にゆがみがあると、腸のぜん動運動などが低下して便秘がちになったり、免疫力が低下したりしてしまいます。そこで、胸椎から腰椎にかけてのゆがみを改善するメニューを3つ紹介します。

まずは、体を横に倒し、骨を1つ1つゆるめて、腰椎とその周囲の緊張を解放するメニューです。

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あぐらをかいて座ります。左腕を頭の方向に上げ、手のひらを内側に向けます。右手は指先を右に向けて床について。この状態から、上体を右に倒します。

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右手で床を指先の方向に押し、同時に上体をさらに右に倒します。左腰は外側に押し出され、右手と左腰を離すイメージで。ここで5呼吸。腕を左右反対にして同様に。

続いて、下半身を固定して上体をスイングさせ、腰椎とその周囲の動きを良くし、不要なねじれを改善させていくメニュー。

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脚を腰幅に開いて立ちます。体の横で左右のひじを曲げ、手のひらを耳のほうに向けます。ひじはアンダーバストの高さあたりに。

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ひじの高さをキープしたまま、頭ごと上体を左右交互にひねります。下半身はできるだけ動かさずに。息を吐きながらひねり、吸いながら戻します。これを左右交互に20回くり返します。

最後に、背骨を「丸める→反る」をくり返し、胸椎と腰椎の自然な動きを取り戻すメニューです。

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正座をして上体を少し前に倒し、ひじが伸びるあたりで手を床につきます。視線は前方に向けて、首の力は抜きましょう。正座がつらい方は胡坐でもOKです。

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手の平で床を引き寄せるようにすることで、自然に背骨が反るように動きます。そのまま顔を少し上げます。息を吸いながら、ひざに向かって引くように手に力を入れることで、背骨が丸くなり骨盤が後傾してきます。

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ひじを伸ばしながら背中を丸め、顔を床に向けます。息を吐きながら、手は前方に、腰椎は後方に向かって丸くなります。手と腰を離すイメージで行いましょう。2〜3を6回くり返します。

腰椎の近くの内臓の血流が活発になり、お腹まわりがポカポカしてくるのを実感できるでしょう。ゆがみ改善による美しいシルエット、活発な内臓機能による代謝のいい体にも、グッと近づいているはずです!

出典: http://fytte.jp

峯岸 道子

Body&Mind Yoga Studio主宰。長年にわたるフィットネス・エクササイズの指導を経て、ヨガの道へ。「肩甲骨ヨガ」や「ハンディキャップヨガ」など、時代のニーズに合わせたメニューを提案。指導者育成にも力を入れ、ワークショップなどでも活躍。著書に『肩甲骨ストレッチ』(宝島社)等。

撮影/布川航太 取材・文/馬渕綾子

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