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ダイエット基礎~夜食べると太る!?~

こんにちは!ダイエット・ボディメイクトレーナーの岩成隆邦です。

春の終わりにも差し掛かり、朝晩の気温差が激しくなっていますが、体調を崩されていませんか。

そろそろ衣替えの準備もしていかないといけませんね。僕も体調に気を付けています。

ダイエット基礎vol.2 〜夜食べると太る!?(前編)〜

夜遅い時間に食べると太るワケ

さて皆さん、「夜遅い時間に食べると太る」というのは、特にダイエットをする人にとっては、常識となっている感じですよね。

同じカロリーを摂取していても、食べる時間が遅いだけで太ってしまう、翌朝のむくみが激しいなどの経験が誰しもあるかと思います。

僕自身も、身体を絞る時は夕食には神経を使います。仕事のときでも大事な打ち合わせや撮影がある際は、前日の夕食は特に気を遣います。むくんだ腫れぼったい顔で人に会いたくありませんよね。

夜に暴食しなければいいんでしょ??という簡単な答えになるかもしれませんが、その「理由」を知っておくだけで、ちょっとでも時間帯や食べ方をコントロールすることができるのです。

今回は、夜遅くに食べると太る主な理由について、2回に分けて記事にしていきます。

ダイエット基礎vol.2 〜夜食べると太る!?(前編)〜

理由1:夜は副交感神経が優位

自律神経には、交感神経と副交感神経がありますが、交感神経は身体が活動しやすいように働き、副交感神経は身体をリラックスさせて休めるように働きます。夜遅い時間や睡眠時は、身体を休めるための「副交感神経」が優位となっています。

自律神経は、交感神経が優位となって活動しやすい状態になっているときには、代謝を促進するように働きますが、副交感神経が優位となりリラックスした状態では、代謝を抑制するように働いています。まとめると以下のようになります。

・交感神経…身体が活発・代謝促進・日中に優位
・副交感神経…リラックス・代謝抑制・夜に優位

夜遅い時間は代謝を抑制しているので、食べたものを体脂肪として溜め込みやすいのです。

理由2:夜は食事による熱産生が少ない

エネルギー消費は、基礎代謝や活動代謝によるものだけではなく、食事によっても行われています。前回の記事で書いた、食事をすることによって消費されるエネルギーを、食事誘導性体熱産生(DIT)と言います。

この食事誘導性体熱産生は、朝が最も多く、夜になると少なくなってきます。
食事誘導性体熱産生は、一般的に1日の消費カロリーの10%を占めるとされていましたね。

食事時間が遅くなればなるほど、食事によって消費されるカロリーが減少するのですから、太りやすいといえるでしょう。

この2つの理由だけでも、夜は「身体の活動が抑えられている」んだなということがわかります。

次の記事「夜食べると太る!その理由とは?(後編)」でも、さらに夜食べると太る理由を書いていきますね!

お楽しみに!!

 

ダイエット基礎vol.3 〜夜食べると太る!?(後編)〜

こんにちは!ダイエット・ボディメイクトレーナーの岩成隆邦です。

前回の記事ではタイトルのように、夜食べると太りやすい理由を2つ紹介しました。

今回はさらにもう1つの理由をご紹介します。

 

理由3:夜は脂肪を蓄積させるたんぱく質BMAL1が増える

BMAL1(ビーマルワン)という脂肪を蓄積する働きをもつタンパク質の存在が、研究の結果、明らかになっています。聞きなれない言葉ですよね。

BMAL1は、体内時計をコントロールする働きがあり、脂肪を蓄積する酵素を増加させることがわかっています。また、BMAL1の量は時間によって変動し、午後3時が最も少なく、夜10時から午前2時までが最も多くなるとされています。

つまり、午後10時から午前2時が最も脂肪を蓄積しやすく、午後3時は最も脂肪になりにくい時間帯であるということです。同じ食べ物を摂取するにしても、夕食を午後10時前に食べるのと、午後10時以降に食べるのとでは、脂肪の蓄積の仕方が異なるのです。

「3時のおやつ」という習慣が、小さい頃に何となくあったかと思いますが、これは実はBMAL1の働きが少ない時間帯だから、ということも関係しているかもしれませんね。

BMAL1は、朝日を浴びることによって減少するとされています。早起きしてカーテンを開けて朝日を浴びることで、太りにくい体質を作ることができるのですから、夕食の時間も就寝時間も、早めにするといいということがいえるでしょう。

ダイエット基礎vol.3 〜夜食べると太る!?(後編)〜

夕食は就寝3時間前・午後10時より前に済ませる

前回の記事と合わせてまとめると、夜遅く食べることにより太る要因はいくつもあるということがお分かりいただけたと思います。

また夜遅く食べることは、太りやすいだけでなく、健康面においてもいいことではありません。睡眠の質を低下させたり、消化不良による胃もたれや、栄養が十分に吸収できないことによる栄養不足などを引き起こしたりしてしまいます。

睡眠の質が低下するのですから、当然昼間の眠気などもかなり出てきて、仕事での作業能率も低下します。肌荒れの原因にもなったりしますので、気を付けていきたいですね。

食べたものが消化されるまでに2~3時間程度かかるため、寝る3時間くらい前までに食事を済ませることが健康にもいいとされています。

寝る時間の3時間前・午後10時より前を目安に、夕食は早めに食べるよう心がけるといいでしょう。そうすればダイエットに効果的ですし、日常生活もキレよく過ごすことができます。

食べ物の内容を変えなくてもできることですので、ぜひ皆さん心がけてみてください!
文:リズムアンバサダー 岩成隆邦
写真提供:大城士武・岩成隆邦

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